[本]オタクはすでに死んでいる 岡田斗司夫著 [読書]
昔何かのテレビで見た事があるかもしれない。オタキングと言う通り名は聞いた事があるかもしれない。なんか凄い痩せることが出来た人。著者に対するわたしの認識としては、そんなものしかなかった、俄然興味を持ち始めたのは、彼が連載してる週刊アスキーのコラム、「ま、金ならあるし」で、母対税務署のエピソードを読んでからだ。
その中で彼は、高度成長期と共に発展して行く実家で展開される若き日の仲間(庵野秀明等)との交流を描いていた。彼はその頃から、才能を見出し、鼓舞して何かを成し遂げるプロデューサーとしての才能を発揮していた、そういう才能が全く無い私は、軽く嫉妬を覚えつつ、そんな彼の活躍を生暖かく通勤電車の中で見守ったのだ。
その中で彼は、高度成長期と共に発展して行く実家で展開される若き日の仲間(庵野秀明等)との交流を描いていた。彼はその頃から、才能を見出し、鼓舞して何かを成し遂げるプロデューサーとしての才能を発揮していた、そういう才能が全く無い私は、軽く嫉妬を覚えつつ、そんな彼の活躍を生暖かく通勤電車の中で見守ったのだ。
[本]アイの物語 [読書]
Completely Readed : 宮部みゆき著 : ぼんくら [読書]
2,3ヶ月前から通勤時間は電車の中で読書がマイブームになってます。別に役に立つような小難しい本を読んでるわけじゃないです。何か本が読みたいと無性に思うときがあって、それで本に手を出してみるんですが、いきなり適当に選ぶと外すし、かといって人に聞いても思いっきりその人の好みで薦められるので、読んでみたらつまらなくて途中でやめちゃうとか、最後まで読んでがっかり。何てことも良くありました。
また、成長が追いついてなかったんでしょうね。歳をとってようやく本の素晴らしさが理解出来るようになってきました。それもこれもTVからの呪縛を解かれたからなんでしょう。好きな時に好きなように読んで、あれこれ登場人物はこんなイメージとか考えながら読むのが良いんですね。ようやく解りました。
で、肝心のぼんくらの中身なんですが、宮部みゆきの本は「レベル7」「火車」と呼んで来て、物語が非常に立体的に展開するので、頭の中がもの凄くほぐされる感じがしてたのですが、ぼんくらは始まり方はなんだか昼間にやってる水戸黄門の再放送みたいな始まり方をするんで、こんなんでこの後どうするの?と思っていましたが、さすが期待は裏切りません。どんどんと交錯するストーリーと裏を流れる湊屋の陰謀にどんどんページをめくらざるを得ない事必至です。
登場人物も実に鮮やかに変人揃いで個性的。いつも思うんですが、こういう小説の登場人物に普通の人って中々居ないですよね。居ても完全に脇役。特にメジャーとメモリ少年二人の活躍は見ものです。この二人が居なければ「ぼんくら」平四郎は事件を解決出来なかったでしょう。
ところで、最後に出てくる幽霊女はやっぱりおふじですよね?違ってたら教えて下さい。